ハンドカット、オールドカット(ラウンド)のアンティークサフィレットを使用したネックレス。

サフィレットは、フランス・ナポレオン三世時代の円形クラスターデザインのブローチにセットされていたルース(4mm位のルースとは別です)。
面に微細な穴傷や縁にごく僅かな欠けはありますが、面欠け等の目立つ傷はなく美品です。
青の濃い濃色で、スレートグレーの混じった赤味のない澄んだダークブラウンのベースカラーに、ルースの状態で無色や白い背景に置くとブルーに色が抜ける、かなり青味の感じられるレアなサフィレットです。
アクア系やグリーンの色味は感じられないタイプです。
画像ではあまりスペシャル感が感じられませんが、実物は綺麗です。
サイズは概ね〜3.5mm位。
同じような小さめサイズのサフィレットをいくつか出品していますが、それぞれ箔の有無や光り方・色合い・カット等、微妙に違いがありながらもどれも小粒でも青みが出てよく光り美しいです。
もう一つ出展しているフランスのルースとの違いは台座の色の影響を受けるか否かで、リングの方を見ても分かりますが、こちらのルースは若干台座の金色の影響を受けて緑を帯びます。
別で出展しているイギリスのパーツのクッションカットのサフィレットのペンダントも同じく青いサフィレットですが、そちらはフォイルバックのボクソールガラスで、その同一パーツからのルースのペンダントで枠を取り外して新品の銀台に載せ替えたものがあるのですが、そのバックフォイル(裏のルースに当たる部分=銀色・表赤銅色)を転用してボクソールガラス風にしています(オープンバックの銀製台座でバックフォイルが不要になったため)。
元々銀色の台に載っていたルースなので、シルバーカラーの箔を敷いたことによって発色は元のサフィレットに近くなっています。
リングの方はオープンバックなのでさほどグリーンは感じませんが、クローズドバックの台座ですと青色部分がほぼグリーンになります。

チェーンは14金ゴールドフィルド製で45cm、新品ですが若干小傷あり。
日本の会社の商品ですので品質は良いです。
バチカンは貴和製作所製の新品。
台座は加工なしのヴィンテージで、若干古美色。

アンティークというのもそうですが、ヴィンテージも同様に中古品のさらに古い(アンティーク表記は製造からアメリカ基準で100年以上、イギリス基準で200年以上、ヴィンテージは20年以上経過。個人的にはちょっと前までアール・デコはアンティークではないと言われていた感覚が抜けないので、その辺りまでがヴィンテージで、そういう骨董的な価値のあるアイテムとして捉えるにはミッドセンチュリー前半辺りが今になってやっとギリギリかなと思っています((当方の感覚のちょっと前まではミッドセンチュリー=ユーズドのイメージ))が、ショップによっては80s辺りまでヴィンテージ品として販売しているようです)バージョンですので、小傷や汚れは当然にあるものと思って下さい。


何かありましたらご質問下さい。